異世界、逝ってきます

あぁ、愛しき日常よ

紅蓮が目覚めると見知らぬ天井が視界に入って来た。

紅「つッ～❗頭いてぇ、、、。どこだ、ここ？」

紅蓮が辺りを見渡していると、背後でドアの開く気配

「お目覚めかい？紅蓮君」
グラスをもった篶賀崎が入って来た。

紅「お前‼ここはどこだ❗」

篶「まぁ、落ち着いてよ。大分眠っていたから喉が乾いたろう？」

そう言ってグラスを差し出される。

紅「、、、」

確かに喉が乾いていた紅蓮は無言でそれを受け取り飲み干す。
それで少し落ち着いたらしく、先程より幾分穏やかな声音で問い質す。

紅「俺はどのくらい寝ていたんだ？」

篶「ん～、 半日ぐらいかな。」

篶賀崎は、いつもの薄い微笑を顔に張り付けたままおどけた調子で答える。

紅「半日⁉そんなに寝ていたのか❗」

（確か、篶賀崎に眠らされたのが昼休みだったからもう朝か、、、。ん？眠らされた？そーいえば俺何か意味分かんない呪文みたいので眠らされたんじゃん‼）

篶「ｸｽｯどうしたの？百面相なんかしちゃって。」

紅「お前何者だ、、、？」
篶「僕？僕は異世界からの使者だよ。」

、、、What？

篶「あぁ、君からしたらさながら死神とでも言っておこうかな？」

俺は意識を失った。