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純平の身長は約177cm。
相手の男はだいたい166cm程だ。
だから男が純平の胸ぐらを掴んでも純平が男を見下した形になるのだ。
今は座っているからわからないだけだ。
それに俺は女子高生に死ねなんて言ってない。
「なんとか言えやコラァ!!」
ドカッ。
と、鈍く重い音が純平の耳に反響する。
男はいきなり右手で純平の左頬を殴ったのだ。
その勢いで純平はベンチから落ちて横たわってしまった。
「いきなりかよ……」
どうせ今日は死ぬなら。
純平の脳裏には良からぬコトを考えていた。
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