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「今日か…」
あいにく今日は土曜日だ、大学がないから安心だ。
「まさか、人生最期が病院とはな……」
「ではここから抜け出しますか?」
「そんなコトはしないよ…なんかどうでも良くなったかな」
「では今死にますか?」
「あのなぁ、お前さっきムリって言ってたろ?」
そう訊ねると、セバスはニヤリとにやつく。
「間宮様の人生を強制終了するんですよ」
そう言うなりセバスは影を手に集め携帯電話を出現させた。
「お前…何でも出せるんだな…」
「いえ、ただ私の影に私物を保管してるだけですよ」
その一言でロマンが砕け散った。
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