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「ん、この瞳の色はもとからじゃ、気にせんでよかぞ」
ホッホッホ、と笑うじいさんは何だか好感がもてる。若けりゃもっといい男になっていただろうに…
「ホッホッホ、お世辞でもうれしいのぉ」
ん?じいさんお世辞じゃねえぜぃ
「そうか、そうかお世辞じゃなかったのか…もっとうれしいのぉ」
ホッホッホ、と愉快そうに笑うじいさん。ん?なんで俺喋って無いのにこのじいさんはわかるんだ?
そう俺はじいさんを褒めていたのは心の中でだ、全然口に出していない。
なら何故このじいさんはわかるのか…?
「それはの……神じゃからの、出来んとおかしかろうに」
ふんふん、どうやらこの自称神様なこのじいさん、年で頭と眼がいっちまてるらしい。
「まてまて、少年。流石にワシも傷つくぞ……」
ジジイに1375のダメージあとどれくらいで逝くかなぁと計算する俺。
「あれ?じいさんからジジイにランクアップ?いや、ダウンじゃ。というよりワシは死なんぞ……物理的には」
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