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「ホイ、お主の体を蘇らせたぞい」
「ん、ああ」
身体を調べる、なる程さっきまでの俺は亡霊のような感じだったのか。今はハッキリと自分の肉体が見える。
「ついでに不老不死のオマケ付きじゃ!」
ビシッと効果音がしそうな感じで親指を立てアピールしてくる。
「え?それ最強じゃね……」
俺はあんぐり、逆に死なないのは辛いかもしれんな。
「さてと、今から少年、お主が行く世界は魔法がある違う世界じゃ」
「なんで違う世界なんだ元の場所じゃダメなのか?」
「ふ~む、それがしようとしたんじゃが出来んくてな……」
そう言ってショボくれる神様、子供かっ!
「まぁいいや、じゃあ俺は魔法は使えるようになるのか?」
「……無理じゃ、産まれた世界が違うから体の作りが違うのじゃよ」
「ふぅん、そっか」
「あまり落胆はせんのじゃな」
「ま、元々使えなかった訳だし別にいっかなと思っているのさ」
「ホッホッホ、お主気に入ったぞ。そうじゃな魔法が使えないなら身体能力を限界まであげておいてやるのじゃ」
「ん、サンキュ」
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