プロローグ

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その家庭教師は突然やって来た。 「初めまして。 私は羽音様の家庭教師を勤める事になった、マナ・ヴィヴィアンと申します。」 赤いコートを翻し立っていたのは、金髪金眼の男みたいな女性。 太陽みたいだなぁ─‥と思った。 「羽音様‥ではなく羽音と呼んでもよろしいですか?」 何時だろうか‥ 顔を赤らめてそう言ったのは‥ 私もついつい頷いたよね。 その時から私の胸はドキドキとトキメキ、マナを女の人と見れなくなった。 「羽音─‥」 男のように低い声で名前を言わないで‥ 私の胸がもっと破裂するから! 「好きです‥」 私も好き。 貴女のその赤らんだ顔も手も身体も全部好き。 でも─‥ 「だから─‥緊縛プレイししませんか?」 『Σ誰がするかっ!! って縛るな!』 「誰が反論していいって言いました? その口塞ぎますよ? “猿ぐつわ”で‥」 『やめ─‥‥!』 この唯我独尊+鬼畜は大嫌い‥ 私の彼氏?は言わずとしれた鬼畜で陰険な家庭教師なんです‥。 それも裏表有りの‥ .
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