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その家庭教師は突然やって来た。
「初めまして。
私は羽音様の家庭教師を勤める事になった、マナ・ヴィヴィアンと申します。」
赤いコートを翻し立っていたのは、金髪金眼の男みたいな女性。
太陽みたいだなぁ─‥と思った。
「羽音様‥ではなく羽音と呼んでもよろしいですか?」
何時だろうか‥
顔を赤らめてそう言ったのは‥
私もついつい頷いたよね。
その時から私の胸はドキドキとトキメキ、マナを女の人と見れなくなった。
「羽音─‥」
男のように低い声で名前を言わないで‥
私の胸がもっと破裂するから!
「好きです‥」
私も好き。
貴女のその赤らんだ顔も手も身体も全部好き。
でも─‥
「だから─‥緊縛プレイししませんか?」
『Σ誰がするかっ!!
って縛るな!』
「誰が反論していいって言いました?
その口塞ぎますよ?
“猿ぐつわ”で‥」
『やめ─‥‥!』
この唯我独尊+鬼畜は大嫌い‥
私の彼氏?は言わずとしれた鬼畜で陰険な家庭教師なんです‥。
それも裏表有りの‥
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