転校。

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とか、言ってみる なんか自分で言うのも何だけど、ちょっと良かったと思う 犬の遠吠え 鳥の鳴く声 それはまるでドラマの世界にでも入って来ているようだった そして学校が見えてきた 都会の学校よりずっと小さいけど、 俺はこっちの方が好きだ 一目で分かる気がした 辺りには1人で寂しそうに来ている生徒もいたし、友達と笑いながら登校している生徒もいた 何人かは俺を見ていた 見たことない顔だからって言う理由だろうけど 顔を赤くしている人もいた 都会でもよくあったから気にしないけど 校舎に入れば少し古びた廊下が続いていた 決して方向音痴ではないが職員室が分からない 取り敢えず聞くしかない 偶々通りかかった女の子に聞いてみた 「ねえ、君」 女の子は直ぐ振り返った 「…」 無視かよ 「…職員室…どこ?」 「俺に聞いてんの?」 …俺? まさか女の子じゃなくて… 「おい、聞いてんの?」 …さっきも言ってた気がするけど 「あ、うん 教えてくれないかな?」 「わかった」 俺は小さな…多分男の子に着いていった 暫く歩いているとここの女子生徒がキャーキャー騒いでいた やっぱりこいつ男なんだ モテるんだな… と思いながら歩いていればあっという間に職員室 「ここ」 男は短く言うと直ぐに去っていった あ…名前きくの忘れてた お礼言うのも忘れた… まぁどうせまた会うしその時で良いか
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