恋愛応援部

3/3
前へ
/25ページ
次へ
黒「こんにちわんつー」 紫「こんにちわんつー」 緑「こ、こんにちわん、つー?」 赤「お前が大倉?」 緑「大倉と申します…」 黒「イケメンや、イケメン」 赤「いや、俺の方が…、なかなかのイケメンやな、大倉」 緑「ありがとうございます、?」 紫「ほんで、依頼内容なんなん?」 緑「あ!あの、俺好きな人がおるんですよ」 黒「そんくらい分かっとんねん」 緑「その好きな人が1つ上で、天然っていうか鈍感っていうか…」 赤「‥‥‥‥アホなんやな?」 緑「そう、アホなんです」 黒「つまり好きな人がアホで気持ちが伝わらんと?」 緑「いろいろまとめたらそうです」 紫「そんなんストレートに告白してもうたらええがな」 緑「僕ヘタレですねん」 紫「そりゃしゃあない、もうお手上げ、無理無理」 黒「俺らの辞書に無理なんてないやろ」 紫「なんて無謀な辞書なんや」 赤「でも大倉が変わらんことには状況も変わらんのちゃう? あれ、俺ええこと言うた?名言や、メモっとけメモっとけ」 緑「どんな風に告白したら一番グッときますかね?」 黒「そんなん直接が一番やろ」 紫「いや、あえての手紙ちゃう?」 赤「交換ノート交換ノート」 黒「メールとかあかんからな」 紫「ないな、メールで告白とかない」 赤「文明の力に頼りすぎとる」 黒「てことでやっぱ直接ちゃう?」 緑「あ、はい、そうですね」 青「あ、たっちょんみっけ!」 緑「え、あ、例のヤツです!」 赤「ちょ、まだミーティング終わってへんっちゅーに!!」 黒「いけ!大倉!今しかない!勢いで攻めろ!」 紫「あかん、グダグダや」 青「もー、一緒に帰る約束しとったやん、忘れてたん?」 緑「あ…、こりゃうっかり」 青「帰ろ?告白なんてどうでもええから」 緑「‥‥‥‥‥‥‥‥ん!?」 赤「え、情報漏れてるやん!怖いわ!情報化社会ってほんま怖い!!」 黒「なんで!?聞かれとったんか!?」 紫「どっから聞いてたん?」 青「全部ちゃうで? こんにちわんつー、ぐらいからやな」 紫「全部やん!!今のボケつまらんわー!」 赤「じゃあ話早いやん!!大倉!当たって飛び散れ!!」 黒「せめて砕けさせてやってくれ」 緑「ヤス!!好きやねん!付き合ってください!!」 青「や、僕ヘタレ無理やねん」 緑「飛び散りましたー」 紫「おつかれさん」 END
/25ページ

最初のコメントを投稿しよう!

290人が本棚に入れています
本棚に追加