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……経緯について書いたが、何せいきなりの展開だったもので、分かりにくいと思う。
でも、あまりショックすぎて思い出したくないんだ……
しかも、右も左も分からない場所で一年間過ごすんだよ?
いきなりだからそりゃ記憶も混乱するし、取り乱すものさ。
ちなみにこの日記を書き始めたのは、慧音先生が最後の言葉を話して部屋に来てからだ。
最後に、親が死んで不安じゃないのかだけ話しておく。
確かに怖かった。誰も知らないから不安だし、あの親を殺した妖怪は憎い。
でも、俺が取り乱したら、死んだ親がそれこそ悲しむんじゃないか?
そう考えると、いつまでもくよくよするわけにはいかない。
今はまず、寺子屋に慣れることだ。
日記はこれからはほぼ毎日付ける。自分で過去を振り返ったりするのにもいいよね。
俺の文が読めないなら、それでも構わない。…うん。
さて、明日から寺子屋で生活だ、頑張ろう!
母さん、父さん、俺のこと見ててね!
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