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記念撮影撮り終えた1年生は随時クラスへと誘導された。
‐クラス(1年1組)‐
「はじめまして。1年1組担任になりました、
吉田 美代子といいます。今日の入学式せっかく皆来てくれたのに校長が出席出来なくて、短くて、本当にごめんね。でも相田諒くん、よかったわよ。あんな立派な言葉はっきりと言えて素晴らしかったですね。皆さん拍手しましょう」
パチパチ
皆が拍手をした、
「いっ、いや、それほどじゃないし、みんな大袈裟だなぁ」
諒は、照れながら満面の笑顔で言った。
諒の隣の席の
ムードメーカー的存在、
日向昇は
「そんなことないよ~。照れんな、諒!!」
と諒を励ました。
中学生の時から親友らしい。
先程誰かが喋っていたのをたまたま聞いていたのだ。
「皆さん、ご存知の通り星宮高校はかなり偏差値が高い学校です。友情、恋愛、部活と、やりたいことがいっぱいあるでしょう。
しかし星宮高校は勉強しないなら退学して貰う大変な学校でもあります。
宣言します。
テストで90点以上取れない子には、友情、恋愛、部活を出来ないように致します。
何故なら、星宮高校の評判はもちろん、あなたたちの将来にも関わってくるからです。
もちろん90点以上取れるよう、私達職員も頑張ります。
さっそく本日課題を出します。
英語のプリント20枚明日までにやってきなさい。
星宮高校という名門校に傷をつけぬよう、職員、生徒達で頑張っていきましょう。以上で入学式とSHRを終わりにします。」
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