‐授業‐

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朝、目覚ましが鳴り春香は眠そうに手を伸ばしてとめた。 起きた春香はさっそく昨日の夜に終らせておいた宿題を手に取り、忘れないように鞄に入れた。 そしてこう考えた。 宿題枚数20枚……。 難易度の高いものばかりだった。 一体授業はどんなものなのか。 ワクワクな気持ちと緊張が重なり合っていた。 ~♪新着Eメール♪~ そんなとき里奈からメールが来た。 実は昨日宿題に集中しちゃって全くメールしてなかった。怒ってるかな? ----------- ‐里奈‐ おっはよ~♥ 宿題おわった? 昨日なかなかメール来ないから心配しちゃった😓 宿題があったからでしょ? 難しくてわかんなかった(泣)。。。 何問かやってないんだけど…。 まぁ、いいや😃 テストさえ頑張れば! じゃ、教室で待ってるね‼ 〈終〉  ----------- 里奈、少ししか宿題やらなかったんだ………。 あの先生言うことが怖いから心配。 そう考えてるうちに時間はあっという間に過ぎ、あともう少しで遅刻になりそうになっていた。 「春香~、ご飯よ?起きてる?」 お母さんの声がしたので急いでリビングへと向かった。 「春香、おはよう」 お父さんは新聞を読みながら言った。 お母さんもバタバタしながら 「おはよう、さっさとご飯食べて行かないと遅刻しちゃうよ?」 「はーい」 そうつぶやきながら急いでご飯を食べた。 今日の朝食は目玉焼き〓にお味噌汁に鮭に納豆とヨーグルトだった。 典型的な朝食だが量が多かった。 お母さんは小さいころからこう言うのが口癖だった。 〈「ご飯、特に朝は沢山食べてね?なんでかわかる?あなたの職業は学校で勉強することなの。だから脳の働きをよくする為には車で言うガソリンを入れなくちゃ動かないのよ?それと同じ。だからちゃんと朝食食べるのと、勉強するのよ?」〉 これに聞き飽きた私はいつの間にかちゃんと朝ごはんをしっかり食べるようになっていた。 ご飯をしっかり食べ終わった私は、歯磨きをして制服に着替えた。 「いってらっしゃい」 そうお父さんとお母さんが言い、靴を履き終わった私は 「行ってきます」 といい走って学校へと向かった。
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