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くっ……オレが気にしてることを……よくも言ったなぁ~っ!!
「そーゆー綾花さんだって、彼女ができないから男に走ったんだろ!?」
フンッ!どうだ!!
……って、アレ?
「……言ったわねぇ~?」
腹の底から呻くような声を発しながら立ち上がる綾花さん。
もしかして……ヤバい雰囲気っ!?
「この一生童貞があァァッ!!」
「ギャアァ~ッ!!」
この世のモノとは思えないおぞましい形相で、綾花さんはオレに襲いかかってきた。
「入れたこともないクソガキめえぇっ!!テメェのケツ穴にキ○タマぶち込んでやるかぁっ!?あぁっ!?」
男っ!!男になってるし!!
男になった(戻った?)綾花さんに馬乗りされて、オレは身動きがとれなくなってしまった。
それをイイことに、綾花さんはオレの服をどんどん剥ぎ取っていく。
「わあっ!!ちょっ……やめっ……!!」
「きゃあぁ~っ!!ママァ~!!いいわよぉ~!!」
「ママァ~!!ケーくんの初めて奪っちゃってぇ~!!」
オカマの皆さんっ!!見てないで助けてくだサイッ!!
なんて声が届いてたら苦労はしない。
オカマ側は、すでに綾花コールでフィーバーしているところだったからだ。
さっすが、綾花さん率いるオカマ軍団。盛り上がり方もハンパないや……。
「綾花さんっ……!ゴメ……ゴメンなっ……!もう言わないからっ……今にも入れそうな顔しないでくれっ!!」
てか綾花さんにまだアレが共存してるかどうかは知らないけど。
必死の懇願が伝わったのか、オレのズボンを下ろそうとしてた手が止まる。
た、助かった……のかな?
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