正義のオカマ軍団~ちょっと!チ○が出てるわよ!~

4/10
前へ
/52ページ
次へ
「くおらあぁーっっ!!」 「ギャーッ!!」 オレなんか悪いこと言った!? 「気持ち入ってねぇぞーっ!!」 そっちかーっ!! 「ひいぃっ!!」 ぎゃっ!ズボンがっ!! オレのモノが綾花さんの目の前にさらけ出されて……。 「へぇ~、コレが童貞クンの……美味しそうじゃなぁ~い?」 「イ、イヤアァァ~っ!!」 オレがみっともない悲鳴をあげた瞬間── 「コラアァァァ~ッ!!やかましいっ!!近所迷惑だろうがぁっ!?」 大家さんがドアを吹き飛ばしそうな勢いで入ってきた。 「ったく、今日は愛する○ン様のスペシャル特番だってのに!!アンタらの声で全然聞こえな……え゙っ?!」 抗議をしていた大家さんの目が丸くなり、そして顔が青ざめる。 あまりにも異常な光景を見てしまったからだ。 だって、周りには大量のオカマ集団と…… オカマに犯されそうになってるオレが。 「ぎいぃぃぃやあぁぁぁっ?!」 大家さんはムンクみたいな叫びを残し、一目散に部屋を飛び出していった。 ちょっ……ちょっと。 まさか、ヘンな勘違いされ……た? 「あぁ~あ、つまんなぁ~い。せっかくイイトコだったのに」 残念そうなため息を吐き出しながら、オレの上から離れた綾花さん。 「じゃ、ケーくん。そーゆーことで、これから仕事行ってくるから、あとはヨロシクゥ~!」 そう言い残し、『ホーラ、アンタたちも行くわよぉ~』とオカマ軍団を引き連れ、ゾロゾロとオレの部屋から出て行った──。 .
/52ページ

最初のコメントを投稿しよう!

388人が本棚に入れています
本棚に追加