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私立弾幕学園、様々な空間や時間の混じり合った世界…と教わった。
しかしその校舎は現在様々な蜂型の兵器によって修理されている途中だ。
そして校庭には七人の生徒。
俺、セセリ、Ti2、ラスト、アゲハ、覚、タテハ。
そして俺達に向かい合うように立つ二人の教師。
アキ先生と紫先生である。
「皆なんで集まってるかはわかるよね。」
アキ先生は優しい口調だが生徒はこれが恐怖の口調と認識している。
よって現在は緊張の糸が張り詰めている
「今回は紫先生の協力もあって皆にはちょっとした罰をうけてもらうよ。」
罰…恐ろしい言葉に息をのむ。
「そう怖いことじゃないよ、紫先生の故郷に行くだけさ。」
「ええ、とてもいい場所よ。」
紫先生は謎が多い、そんな人の故郷に行くのだ。
「草木は生い茂り、静かで心休まる場所よ。」
怪しい。
多分全員そう思っただろう。
「まあちょっと、妖怪がでたりするけど貴方達なら問題ないでしょう。」
ほらやっぱり、危険な香りがプンプンする。
「じゃあ行こうか、皆、上に注目。」
全員上を向く。
アキ先生の甲獣であるアッカが羽音をたて飛んでいた。
「行ってらっしゃい。」
アキ先生がそういうと俺は落ちた。
「はっ!?」
ここは地面、だが落ちた。
頭の中がごちゃごちゃになり飛ぶことすら考えられなかった。
どんどん下に落ちる、かろうじて見える穴ではアキ先生が満面の笑みで手を振っていた。
こうして俺達の幻想的な物語が始まる
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