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『大丈夫です!ドラマ見て感動しちゃって…』
『そう』
私の頭から手を離すとまたソファーに座った。
―チンッ―
グラタンが焼けたようだ。
オーブンの音を聞いていた大橋さんは顔をこっちに向ける。
『できたの?』
『はい』
グラタンを大橋さんの前に置くとマイフォークを出した。
…やっぱりそのフォークで食べるんだ……
変わってる人…
あれだけお菓子を食べたのに食欲は半端じゃなくてグラタンにがっついている。
綺麗な顔をしているのに寝癖だらけだしスエット上下だし…
『伊藤さん、なに』
大橋さんをガン見していたようだ。
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