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私と彼が付き合い、変わった事。
それは彼が記念日を祝ってくれる事だった。
私の誕生日には仕事が終わった私が車に乗り込むのを見計らって、ボンネットの上にケーキを置いて喜ばせてくれたり旅行にも連れていってくれた。
この幸せが壊れないか心配していたのは私だったのかもしれない。
時には喧嘩もした。
でも、きちんと話し合ってすぐに仲直りをした。
周りからは羨ましいといった声が上がるほど相思相愛だった。
しかし、この時既に彼はあることとの葛藤に苦るしんでいた事を私は知らなかった。
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『告白されて、そっちを好きになるかもしれない』
そう電話が入ったのは少し肌寒くなる九月の事だった。
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