すくらんぶる☆

思い出

私は１人で浮かれていた。　

『俺は完璧な人が現れたらそっちを好きになる。今回告白してきた人がそれかもしれない。だから留衣とは別れたい』

心が崩れ落ちるのは何とも簡単なんだろう。

『私は別れたくない！どうして？付き合っていたのに他の人に告白されるようなことしていたの！？』

『そうじゃない。ただ…留衣はバツイチだろ？どうしてもバツイチってお下がりってイメージがあって………汚い』

私は何にも言えなくなってしまった。

今更なに？

そんな怒りさえ覚えた。
彼はそんな器用じゃないから私と付き合いながら他の人を誘惑するなんて考えづらい。でもその時の私は考える事もできなかった。

『わかった。じゃぁ最後に抱いて』

『留衣…自分を大切にしろよ！』

そんな言葉、イラナイ

『抱けない？自分を大切にしたいから抱いてほしいだけだから』

渋々了承した和也の家に行く事になった。