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「……ふむ、子はもしや、富豪の子か?」
少年の家に着くと女性は少し呆然した後に言った。
その理由は、案内された所が、かなり広い庭のある豪邸だからだ。
ちなみに今は大きな門の前にいる。
「さっきからお姉さん僕の事、
子、なんて呼びかたしてるけど
僕は17歳、もう大人に近いんだよ。」
少年は女性の問いには答えず。
子と呼ばれることに不満を述べた。
「え?」
女性は家を見たときよりもおどろいた。
少年はどうみても小学生、見れて入学したての中学一年生の
背丈と顔だからだ。
「それは・・」「なぎー!大丈夫だったかー!!」
本当かと聞こうとすると、
突如大きな声が聞こえ、
誰かが豪邸の方から粉塵を巻き上げながら走ってくるのが見える。
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