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「おお!凪!心配したぞ!!」
やって来た男は豪快に涙を流しながら少年に抱きついた。
どうやら少年の名は、凪というらしい。
「ん?おい凪
このお嬢様は誰だ?」
男は女性に気がついたようで急に女性についてたずねる。
「わちきは・・」
「!!
凪、おまえ!遊女を連れてくるなんて……
心配させておいてどこで遊んでいたんだ!」
男は女性の一人称から
勘違いをしたらしく抱きしめていた少年の肩を揺さぶり始めた。
「やめんなし!
わちきは遊女ではねえでありんす。
というよりこの時分遊女はいんせん。」
「うぅ……セバス、この人は僕を助けてくれた人だよ。」
「な、凪を助けた……?」
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