ハント5

30/42
前へ
/755ページ
次へ
道を歩きながら、ダリルはロゼッタに尋ねる。 「今日の予定は、どうなってるんだ?」 「そうだねぇ。  まずは、2人を部屋に案内するよ。  その後でダリルには、鍛冶仕事を少し手伝って貰おうか。  カリンには、昼食の仕度を頼もうかねぇ。  乾麺を用意しているから、乾麺を湯がいて、何か作っておくれな。  期待してるから」 そう言って、ニヤリを笑う。 (ううううっ。  プレッシャーだよぉぉぉっ) カリンがそう思っていると、ダリルから助け舟が出る。 「いや。  昼食は皆で作ろう。  カリンにも、鍛冶場へ来て貰いたいのでな」 ダリルが、そんな事を言う。 「?  それは何故だい??」 ロゼッタが不、思議そうに言う。 「それは、此処では言い辛いのでな。  説明は、家に着いてからだ」 そう告げられ、不審に思うロゼッタであった。
/755ページ

最初のコメントを投稿しよう!

30451人が本棚に入れています
本棚に追加