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3人は、ロゼッタが住む借家へ着いた。
家へ入るとロゼッタは、2人を部屋へ案内する。
それぞれに一部屋づつ、割り当てたようだ。
「そう言えば、聞いていなかったんだけど。
アンタ等は、血縁かい?」
「いや、違う。
何故だ?」
「いやねぇ。
カリン坊が、アンタを兄と、呼んでいたからねぇ」
そう言うと、ダリルが、{なるほど}と言うように頷く。
「兄貴分と言う意味で、そう呼んでるんだ。
始めは、断ったんだがな。
結局、押し負けてしまった。
そう言う意味では、ロゼッタ。
アンタも、姉扱いで呼ばれていたが…」
そう言われて、気付いたようだ。
「アハハハハハッ。
コイツは、良いやね。
アタイは、末娘でねぇ。
弟か妹が、欲しかったんだよ。
弟分ができたか…
それも、良いかもねぇ」
満更でもないような口調で、言うのだった。
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