ハント5

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そんなロゼッタを放っておき、ダリルはカリンへ言う。 「カリン。  俺はロゼッタを信用して、おまえの秘密を教えたいのだが…  良いか?」 カリンは動揺して、ダリルを見る。 その後でロゼッタを、伺うように見る。 ロゼッタは、キョトンとした顔をしている。 そして、ダリルとカリンを、観察するように見る。 カリンは溜息を吐くと、頷いた。 ダリルも頷いた後、ロゼッタへ告げる。 「ロゼッタ。  アンタ、口は硬い方か?」 「そうさねぇ。  要らないことは、話さない方だけどねぇ。  でもねぇ。  人には知られたくないことが、1つや2つあるだろ。  言い難いことは、言わなくて良いんだよ」 そう告げてくる。 「いや。  アンタだから、相談したい。  実はな。  カリンは、女なんだよ。  女性のことは、姉や妹がいるので、少しは分かる。  だがな。  男である俺では、無理であることが、多い筈だ。  女性であるアンタに、カリンの相談役を、お願いしたい」
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