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そう告げられ、ロゼッタも理解する。
自分が、そのような境遇になったら、間違いなく脱走するだろう。
「なるほどねぇ~
言われてみたら、その通りさね。
籠の鳥は、アタイも真っ平さ。
ふむ。
男の振りをしているのは、女の1人旅だったからだね。
苦労したんだねぇ」
そう言うと、カリンを優しく抱き締める。
ゴツゴツした体かと思っていたのだが、意外に柔らかい感覚である。
カリンは、ビックリしている。
だが昔、母に抱かれた記憶が蘇る。
大人しく、ロゼッタに抱かれる、カリンであった。
3人は、カリンの部屋にいた。
なのでダリルは、そっと部屋を出ると、自分の部屋へ移動する。
部屋の中を確認し、荷物を整理する。
そんなことをしていると、2人が迎えに来た。
合流した3人は、鍛冶場へ移動するのだった。
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