ハント1

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そして、各ギルドが扱う素材などを採取して納める者達もいる。 彼等が所属するのが、ハンターギルドなのだ。 ある一定以上の知識があれば、森で薬草や茸などを採取が可能。 それを納めるだけでも、糧を得る事が可能なのだ。 無論、狩をした獲物の納品も可能。 但し、需要が低い物を採取したり、狩っても換金率は低い。 考えて品を集める必要があるのだった。 ダリルは村を出ると、直ぐに森へと分け入る。 無論、森で採取を行ないながら町へ向うためだ。 背に背負うザックはペッタンコ。 装備も必要最低限しか所有していない。 換金する素材を収集する必要があるのだった。 だが、まずは当面の食糧確保が先であるが… 「ふむ。  矢張りこの辺りには、獲物も木の実も無いか…」 ダリルが、そう呟く。 当たり前である。 この食糧難で、近辺の食材は村人が採り尽くしているのだから… 無論、全て食べている訳ではない。 加工し保存しているのでだ。 口減らしのために村を出された、ダリル。 そんな彼へ、貴重な食材が分けて貰える筈も無い。 つまり、食べ物は何も持って無い訳だ。 早く何とかしないと飢え死にである。 なにせ、金も無いのであるから。
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