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そして、各ギルドが扱う素材などを採取して納める者達もいる。
彼等が所属するのが、ハンターギルドなのだ。
ある一定以上の知識があれば、森で薬草や茸などを採取が可能。
それを納めるだけでも、糧を得る事が可能なのだ。
無論、狩をした獲物の納品も可能。
但し、需要が低い物を採取したり、狩っても換金率は低い。
考えて品を集める必要があるのだった。
ダリルは村を出ると、直ぐに森へと分け入る。
無論、森で採取を行ないながら町へ向うためだ。
背に背負うザックはペッタンコ。
装備も必要最低限しか所有していない。
換金する素材を収集する必要があるのだった。
だが、まずは当面の食糧確保が先であるが…
「ふむ。
矢張りこの辺りには、獲物も木の実も無いか…」
ダリルが、そう呟く。
当たり前である。
この食糧難で、近辺の食材は村人が採り尽くしているのだから…
無論、全て食べている訳ではない。
加工し保存しているのでだ。
口減らしのために村を出された、ダリル。
そんな彼へ、貴重な食材が分けて貰える筈も無い。
つまり、食べ物は何も持って無い訳だ。
早く何とかしないと飢え死にである。
なにせ、金も無いのであるから。
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