ハント11

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「ついて行ったら、ブラル山脈へ入って行くじゃない。  後を追ったら、助からないわ。  だから、諦めたのよ。  そしたら、無事に鉱石を採掘して来たじゃないの。  ランカー達が、一緒だったでしょ。  彼らが、採掘しているのを目撃してるからねぇ。  あんな、危険な場所からの採掘でしょ。  アタイ達が行ったら危険じゃない。  だから、諦めたのよ」 ガンレートの話を聞き、ダリルとカリンがニンマリとする。 ロゼッタも、2人の様子を見て苦笑する。 3人は、訳が分からず、首を傾げた。 ダリル達の反応が、解せない。 「アンタ達3人は、もう身内みたいなものだ。  口も堅いだろう。  だから、一つだけ秘密を教えてやろう。  実はな、穴場はある。  場所は秘密だ。  ロゼッタにも、教えていないからな。  だが、穴場のことは、オフレコでな。  人には、言わないでくれ」 そう言って、ウィンクする。 3人が呆れる。 だが、ダリルにウィンクされ、顔が真っ赤になっている。 ダリルは、3人が赤くなったので、首を傾げる。 理由が分からず、戸惑っているようだ。 当然、カリンの機嫌は悪くなる。 ロゼッタが、さり気無くフォロー。 その辺には、うといダリルであった。 そんな話をしながら、町を出る。 街道へ出て少し行くと、一本杉が見えた。 他のメンバーは、すでに集まっているようだ。
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