30458人が本棚に入れています
本棚に追加
「ついて行ったら、ブラル山脈へ入って行くじゃない。
後を追ったら、助からないわ。
だから、諦めたのよ。
そしたら、無事に鉱石を採掘して来たじゃないの。
ランカー達が、一緒だったでしょ。
彼らが、採掘しているのを目撃してるからねぇ。
あんな、危険な場所からの採掘でしょ。
アタイ達が行ったら危険じゃない。
だから、諦めたのよ」
ガンレートの話を聞き、ダリルとカリンがニンマリとする。
ロゼッタも、2人の様子を見て苦笑する。
3人は、訳が分からず、首を傾げた。
ダリル達の反応が、解せない。
「アンタ達3人は、もう身内みたいなものだ。
口も堅いだろう。
だから、一つだけ秘密を教えてやろう。
実はな、穴場はある。
場所は秘密だ。
ロゼッタにも、教えていないからな。
だが、穴場のことは、オフレコでな。
人には、言わないでくれ」
そう言って、ウィンクする。
3人が呆れる。
だが、ダリルにウィンクされ、顔が真っ赤になっている。
ダリルは、3人が赤くなったので、首を傾げる。
理由が分からず、戸惑っているようだ。
当然、カリンの機嫌は悪くなる。
ロゼッタが、さり気無くフォロー。
その辺には、うといダリルであった。
そんな話をしながら、町を出る。
街道へ出て少し行くと、一本杉が見えた。
他のメンバーは、すでに集まっているようだ。
最初のコメントを投稿しよう!