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少し高そうな店だったが、背に腹は変えられない。
しかし、思ったよりも安い店で、ダリルはホッとする。
そして、ホッとした後、苦笑した。
自分の保持金額を思い出したのである。
さっきまで無一文。
今では、高額を預金している身である。
世の中、何が起こるか分からないものである。
それに、高級茸、薬効茸、薬効苔と鉱石の採取場は、2人が極秘に押さえている。
これからも稼げる訳だ。
2人は豪勢な晩餐を摂り、満足して宿へ行くのだった。
………
宿は、ダリルとカリンの相部屋だったが…
ハゲルは、カリンが女だと知らない。
仕方がないことであろう。
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