ハント2

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少し高そうな店だったが、背に腹は変えられない。 しかし、思ったよりも安い店で、ダリルはホッとする。 そして、ホッとした後、苦笑した。 自分の保持金額を思い出したのである。 さっきまで無一文。 今では、高額を預金している身である。 世の中、何が起こるか分からないものである。 それに、高級茸、薬効茸、薬効苔と鉱石の採取場は、2人が極秘に押さえている。 これからも稼げる訳だ。 2人は豪勢な晩餐を摂り、満足して宿へ行くのだった。 ……… 宿は、ダリルとカリンの相部屋だったが… ハゲルは、カリンが女だと知らない。 仕方がないことであろう。
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