『それでも君が好きで』

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「さて、街に着いたけど、どうしよっか!」 我が『凛々の明星』の首領カロルーーーユーリと同じく、先生と呼んでいる 愛称がユーリ譲りなのが憎たらしいがーーー先生が元気一杯に皆に問い掛ける 「私は少し歩き疲れたから先に宿で休ませてもらうわ♪」 「おっさんも宿行きまーす!」 「うちは宝物の情報を仕入れるのじゃ! カロル、着いてきてもらうのじゃ!」 「ええっ! 僕ぅ~!?」 「僕は騎士団の様子を見てくるよ」 「私は新しい本を買いたいです」 「一人じゃ危ねぇな、俺らも行くぞ、ラピード」 「わふっ!」 皆が自分達の行きたい場所を次々て語っているが、俺が気になるのはやはり・・・
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