終わりは始まりを招く

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      ∞ 稜介は夢中に自転車をこいでいた。 じっちゃんの家から稜介の家まで、自転車では約一時間程かかる道のりだ。 あれからもう四十分は経っただろう。 いつもの景色に変化が生じた。 右を見ても左を見ても、軍服を着た人が目にはいる。 違和感どころの話ではない。 進めば進むほどに、軍服を着た人の数は増え、金髪や黒人や、日本人ではないと思われる人も見える。
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