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「俺は別に親不孝したつもりはないし、人に恨まれることもしたつもりないし、日本で平均中の平均的な存在だと思ってた。
将来に少しだけ期待して、馬鹿な友達と馬鹿みたいに騒いで、このまま適当に生きれればいいなとか、ガキなりに思ってた。
そしたらこれかよ。
大切なもんが一瞬で消えてしまうなんて、ダメージでかすぎだろ。
もう死にたいとかすら思わねぇよ」
稜介は深く目をつむり、
「なんかもう、笑えてくるよ。
ハハッ、壊れちまったのかな俺は」
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