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ちゅんちゅんと外では小鳥の鳴く声が聞こえた。
もう朝がやってきたのだ。
まだ眠い。
だけどそれを妨げるかのように扉が開かれる。
「グッドモーニング的な~」
新しく屋敷にやってきた香はこの屋敷の主人にあたるアーサーを起こしにやってきた。
しかし、まだ日が浅い…というよりは礼儀を教えても覚える気が無いのでタメでアーサーに向かって話す。
「起きろっすよ」
バサッとかぶせてある布団をはぎ取り、窓を開ければ心地よい風が部屋の中に舞い込んでくる。
今日は晴れだ。
「もうちょっと…だけ」
「何言ってんすか?起きる的な」
無理矢理アーサーを担ぎ上げれば部屋を出る。
「ちょっ!!何すんだよ!」
「アーサーが起きないから的な」
「だからって…それよりちゃんと礼儀作法教えただろ!それ使え」
「ぶっちゃけ面倒くさいっす」
そう言えば朝食が用意されている食間へとたどり着いた。
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