己の器
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そんな暗闇の中 何処かからの ぼやぁっとした光に 柵の下から手を伸ばす 柵で遮られた光で 自分の手の輪郭が 微かにわかる 「ああ なんて小さいんだろう まるで幼子のような手だ 実際 そんなことは無いのに ごついぐらいなのに この手は すごく小さく見える これが自分の大きさか」 呟く言葉に意味は無く ただただ心に思うまま 己の小ささを知るだけ
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