滑ろうか

別に泣いてない

「さっゴミあさり行くか！腹減った～」

いつものように宝のヤーマンに向かう。
宝のヤーマンとは、廃品回収で集められた物、残飯、テレビ、ラジオ、ソファー、毛布、などさまざまな物がここに集められ、ゴミの山となったココを俺は宝のヤーマンと呼ぶ。
ココに来れば生きる最低限のものはそろう。

「おっこれは！セブンの廃棄、サンドイッチじゃないか！」
「賞味期限はと…？１ヶ月前か。食える！」

俺の中じゃ１ヶ月は余裕だ
腹痛は何度も経験した。
今…確実にオレの腹は強い
今まで鍛えられてきたから

「うめぇな～」

サンドイッチを食べ歩きながらゴミを見て回る。