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「………。」
「………。」
沈黙が二人の間に流れる。
―そして
「ふぁああっ！」
と我を取り戻した。
そして勢いよく離れ
「わ、わ！わたしっ！キキキ、キスし！？」
「………。」
って！相手の人
無言だよ！絶対怒ってるよ！(泣)
わわ私は一体誰の
唇を奪ってしまっ――
「………。」
「……へ。」
顔を上げるとそこには
学内一有名の人が居た。
「か、かいちょ！せせせ、生徒会長っ！！」
容姿端麗、成績優秀。
甘いマスクとサラサラの黒髪！
メガネをかけた学園の王子！
東城彼方生徒会長！！
ま、間違いないっ！
生徒会長だ！
あまりの人気にファンクラブまで出来てしまった！あの！
わ！私はなんって人の唇を奪ってしまったの！？
怒るどころかファンに
殺されちゃう…っ
「あ！あの！」
「え、あ、なに？」
「ごめんなさい！」
「あぁ。気にしないで？事故だしさ。」
な！なんて優しいの！？
まるで神様みたいな人！
――でも…
「あの！本当にごめんなさい！なんて謝ったらいいか…」
「だから気にしなくて――」
「責任取らせて下さい！お婿の貰い手がいなくなったら、私が貰いますっ！」
――シーン
叫び声が踊り場に響いた。
「―――ふ」
「？」
「ふは！ははは！」
「へ？」
笑っ――
「最っ高！！」
へ？
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