EP 01

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な…笑って…? この時私は笑われたことと綺麗な顔に見とれて きっと呆けた顔をしてたに違いない。 「~あー、腹いてぇ…」 あれ…? 会長ってこんな 感じだったっけ…? なんかキャラが… 「あ…あの…?」 恐る恐る声をかけると 「あんた、名前は?」 と笑って出た涙を人指し指で拭いながら聞いてきた。 「へ。あ!えと…宇都宮皐月…です?」 「…なんで疑問系なんだよ。」 あ… 「まあいいや。皐月…ね。」 「は、はい!」 は…! 名前呼ばれたから 思わず返事しちゃった! 「…っく、くく。気に入った…」 と笑いをこらえながら呟く生徒会長。 と思ったら いつの間にか私の事をじっと見つめてきた。 「?」 「―もしかして、今のがファーストキス?」 ドキッ 「っ!!//」 「やっぱ当たりか。」 「いや!あ、ぁの…その、」 「ファーストキスが事故じゃあんまりだよな~可哀想だよな~」 じりじりと私に詰め寄る生徒会長。 な、なんか恥ずかしいやら、悲しいやらで… 「…ふぇっ」 涙が… 「…なんならもっかいキスしよっか?」 「へっ!?」 な、なななな! なに 言って! 「さっきみたいに触れるだけじゃなくて…深~いキス、しよっか?」 か、か、顔が! ちちち近づいて… あ… 「ふぇ~」 バタン! 「あ。パンクした。」 「うー」 私は意識を失った。 破裂しそうな鼓動と熱い頬を残して。 「明日から面白くなりそうだな…」 ニヤリと不適な笑みを残して彼方は呟いた。
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