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空を見上げる度に、 私は自分の小ささに 気付かされる。 どこまでも澄んでいて、 時々は曇ることも あるけれど、 それでも私達を 包みこんでいる、 …空。 だから、 私は手を伸ばしてみる。 その雄大な姿に、 少しでも近付けるように。 けど、 やっぱりその手は届かなくて。 その度に私は、 自分の存在の儚さに触れる。 思えば、人はいつから 想い始めたのだろう? ―空を翔びたい、と。
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