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親友はかつて言った。
「それが例え失敗に終わったとしても、全力でしたならば、一生懸命にしたならば、決して無駄にはならない」と。
本当かな?
それにしても、何故、こんなことを今になって思い出すのだろう。
快晴。周囲には裸の男たちで満ち溢れている。多分、裸族だ。
俺も彼らの風習に従い裸。
鹿児島の南端にあるその温泉は、崖の上にあり、水平線が180度以上見える。素晴らしく開放的な気持ちになる。草原に裸族が寝そべっている。平和だ。
そして大切な女のことを思った。
好きかといえばまだ好きだし、愛しているかといえばまだ愛している。
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