colony1.ブドウと酵母
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「…あのー、先輩。一体、何をしていらっしゃるんでしょうか?」 私は目をぱちくりさせながら、恐る恐る彼に尋ねてみた。 サラリと垂らした前髪の中で、ヒツジのような穏やかな瞳をキラキラと輝かせている彼。 全身から漂ってくるふわふわとしたオーラからは、とてもそんな大それたことをするような人には見えないのに…!
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