新撰組の戦姫 ２nd

花見

『壱琉にとって“特別な”花見になるな…。』

って言ったんですよ。そしたら辻風さんが

『壱琉の舞は素晴らしいぞ。美しい桜の下になると“天女”のようだ。
花見をやるなら“特別”に若宮家の花見で着る“着物など”持って来よう。』

って。

それを聞いた皆さんの目が………獲物を狙う獣のようで…。｣

伊東の言葉を聞いた土方は納得したように溜め息を吐く。

土方｢あんたの部下、壱琉にベタベタし過ぎだ。何とかしてくれ。
苦情がスゲェんだよ…。｣

主に幹部だが、伊東の連れてきた部下が壱琉にまとわりついて土方自身も目障りだった。