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壱琉「では、行って来ます。」
馬に跨った壱琉は振り返って言った。屯所の前にはほぼ全員が出ている。
山南「こちらは任せて下さい。何かあってもどうにか出来ますから。」
ニコッと笑いながら言った山南は壱琉の隣に居る近藤と土方に視線を向けた。
近藤「何かあったら連絡を頼むよ。」
土方「何もねぇな。今の新撰組とやり合おうとする馬鹿は居ねぇよ。」
3つの忍と壱琉の居る新撰組は国の重役でさえ手出しが出来ない。
京も壱琉や新撰組の悪口を言ったならば老若男女、地位問わず町人にボコボコにされるのだ。
総司「近藤と壱琉さんは私が守りますから。土方さんは殺されてもしななそうですし。」
笑いながら言う総司の背中には不機嫌そうな鉄之助が居る。
壱琉「では。」
『行ってらっしゃい!』
馬を走らせた面々を追うように忍は屋根を走った。
町人に止められそうになるが、笑顔で出張の話をすると皆がな皆道をあけた。
壱琉「朔夜、案内して下さいね。」
壱琉の前を座って居た朔夜は次々と道を案内した。
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