memory

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 2423年4月12日。誕生日を一週間ほど先に控えた私は、就職活動に精を出していた。  なりたい仕事はあったから、そこへすぐに向かった。面接で変なことを言うでもなく、私は髪も染めてないのですんなり内定をもらうことができた。  かといって、この仕事は楽ではない。私の受けた職場。それは、宇宙由来の技術を解明する施設だ。この時代にもなるとそういう類いのものも出てくる。  しかし、私が配属された部署は、なんとも私に似合わない場所だった。
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