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「よし……」
「グラァァァ!!!」
男の子は怪物が目の前に来ているのに余裕の表情を浮かべている。
「はぁ……だからタイプ二とはやりたくないのだよ……ハァ!」
ドン!
「グラァァァ!?」
「……すごい……」
私が苦戦した怪物を、一撃で吹き飛ばしちゃった……。
「クライド、カートリッジロード」
《カートリッジロード、ライオットバスター、セットアップ》
「ガァァァァ……」
「ふむ……様子見か?……戯けめ……その慎重さが命取りだ。ライオット……」
男の子が持っている武器の先端部分に魔力が溜まっていく。
すごい……魔力。……私より上だ。
「ガァァァァ!!!」
怪物は危険を察したのか、技を放つ前に倒そうとするが。
「甘い……バスタァァァ!!!」
ドカン!!!
溜まっていた魔力が放たれた。
そして怪物は、青い光に飲み込まれた。
咲哉サイド
「ふう。疲れた、少々厄介な相手ではあったが……」
《何を言ってるんですか、全力じゃないくせに》
バレてたか……。
「さて……帰るとするか」
「あの!」
「………何だね?」
これが、俺と……高町なのはの出会いだった。
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