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「な、何で君は───」
「そんな事をしたのか……てか?」
そう聞くとクロノっちは頷く。
「……あん時はしょうがないじゃん、俺もガキだったし。新しい研究だとかに目が行ってさ、正直言って、善悪が分からなかったんだよ」
「……す、すまん。君の境遇を考えれば……」
「気にすんな……」
こいつは変わらんな。
ま、お節介焼きだしな。
「所で、こいつは誰だよ?」
俺はガキを指差す。
「その子は「私から言わせて?」分かった」
「私は高町なのはです、宜しくお願いします」
「おうおう、ガキの癖に律儀だね~。俺は倉沢咲哉だ、よろ~」
我ながら軽いな~、俺はよ。
つか、何で俺ガキに睨まれてんの?
「なぁ、クロノっち。何で俺こいつに睨まれてんの?」
「………それは……」
その時、部屋のドアが開く。
「失礼します。クロノ、この書類何だけど」
……あ……れ?
何!?何!?今度こそこれドッキリだろ!?
ドッキリだろこれ!?
何で……何で……。
「……アリ……シア……テスタロッサ……?」
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