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何でプレシアの娘、アリシアが生きてんだよ!?
「おいクロノっち!どう言う事だ!?」
「すまん、こればかりは僕の口からは……フェイト、すまんな。入ってきていきなりこんな事になってしまって」
フェイト………?フェイト………。
F・A・T・E……それでフェイト……なのか?
「お、おいまさかクロノっち……」
「あぁ、君の察した通りだ……君のその勘の良さが恨めしいよ」
「……おいおい、俺は成功する様な考案は出してないぞ……」
俺は少し驚きながら後ずさる。
「は?……それはどう言う意味だ、咲哉?」
「あ、あぁ。俺は確かに計画の考案はしたが……プレシアが気に入らなかったから、成功しない考案を立てた………」
「……そうだったのか……」
クロノっちは展開について来れないフェイトを見る。
「クロノっち……本当にあいつは……」
「………あぁ」
ちっ!プレシアの事だ……成功しても捨てるかもしれない……そう思って、あの案を出したのに。
「………クロノっち……プレシアは?」
「……ジュエルシードと呼ばれるロストロギアで出来た虚数空間に落ちて………」
クロノっちは小さい声で俺にしか聞こえない様に言う。
たく、俺はやはり馬鹿な奴だな。
「クロノっち、すまんが俺は帰らせてもらうわ」
俺はそう言い、足元に魔方陣を展開した
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