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私は悔しさの余り、奥歯を噛み締めた。
シグナムサイドアウト
「……ふむ……どうやら成功だな」
そこに立っていたのは、髪が銀髪になり、目が青くなり、魔力が渦巻いている咲哉が立っていた。
「……はぁ、俺の魔力に押されたか?……キマイラどもが……化け物は化け物らしく掛かって来りゃ良いんだよ!?エクスカリバーセットアップ!!!」
《スタンバイレディー、セットアップ》
ふおぉぉぉ!!!こ、こりは!!!
「グガァァァ!?」
おいおい、エアの出力半端ない。
近くのキマイラ吹っ飛んだぞ?
「……ふむ……悪くない……。行くぞキマイラ……」
俺の手には確かに剣の感触がある。
が、この剣は俺は愚か、他の奴等にも見えない。
不可視の剣。
インビジブル・エアの作用で剣を見えなくしている。
「グガァァァ!!!」
「恐れているなか、前に出るのは勇敢な事だと思います、ですが……甘い!ハァァァ!」
ズバン!
「グッガァ……」
バタン!
キマイラは俺の一太刀で絶命した。
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