再会、お話ししよう?

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「……昨日、クロノ君に話を聞きました……」 !!!………あの野郎……解剖決定だな。 「……何処まで聞いた……」 「貴方が……ある組織に追われている事と、レアスキルの事を」 ふぅ……どうやら、あの話まではしてないようだな。 「それで何か?同情したとでも?……そりゃご苦労なこった」 俺が皮肉を効かせて言ったが。あのガキは、いや、隣にいる奴も。 フェイトも俺を見据えていた。 ちっ……その目が気に入らねぇ。話し合えば分かる、私達も力になれる……そんな目をしている。 甘ちゃんが……。 「私は、貴方の。咲哉君の力になりたい!」 桃色の髪と赤色の髪とショートカットの奴等は、話が見えない様な顔をしている。 力になりたい……か。 「……キマイラも倒せねぇガキが、容易く力になりたいとかほざいてんじゃねぇよ……」 「……それは……」 口ごもるガキ。 ふん……力の無い奴に力になりたいとか言われたくないな。 「……インテ、帰るぞ」 「う、うん」 俺は背を向けて帰路につこうとする、が。
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