模擬戦、認めて貰うために

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「それって……フェイトちゃんのお母さんやな……どういう事なん?」 はやての質問に、少し困り気味のクロノ。 それを見て、フェイトから話す。 「母さんは、咲哉のレアスキルを使って………私を造った」 「フェイト!?」 「大丈夫。もう気にしてないから」 「………じゃああいつは、管理局の敵になるのでは?」 「ここからが問題なんだ……」 クロノの雰囲気が変わる。そしてその目には、悲しみでみち溢れていた。 「彼は、一度精神が崩壊している」 皆の表情が再び変わる。 「極度のストレス……そして、悲劇……小さかった時の咲哉には耐えられなかった。……だが咲哉は、自分のレアスキルで無理矢理治した……そして、幾つか心を無くしている「ヴォォイ!話長ぇぞ!?」……すまん、後で話す」 そう言って、クロノは咲哉の方を見た。 咲哉サイド 「ヴォォイ!長ぇぞ!?」 たく、いつまでチンタラ話てんだ。 「さて、これから模擬戦開始するぞ。ルールは簡単、俺に一撃加えられればお前らの勝ち。だが、制限時間が過ぎて、一撃も加えられなかったら俺の勝ち。時間は30分。……エクスカリバーセットアップ!」 《スタンバイレディー》
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