第一話 【無法の世界】

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小鳥の囀る声が 一日の始まりを告げる 『ん…んん…あぁん?…朝か…』 寝ぼけ半分のまま起きる… 『あぁー‼うわぁ~…んん‼…』 身体を伸ばし欠伸をする 『あぁ…たまには朝から顔を洗いたいもんだぜ…』 俺がいるのはコンクリート作りの見張り台のような場所… 雨風凌げる場所なら何処でもいい最近はここで寝ることが多いな… ザッザッザ…… 誰かの足音…そして… 厳つい男『ここか…アイツの隠れ場所はここで間違いないな?』 気弱そうな男『は…はい…昨日はここまで尾行したんです…間違いないです……それでお金は…?』 俺『チッ💥……せっかくいい寝所見つけたのによぉ…💢』 俺はこの辺りで顔の知れた人間だ ちょいと食い物や水なんかを頂戴してりゃあ目を付けられる… 厳つい男『チッ……ほれ…これを持ってとっとと失せろ‼』 気弱そうな男『は…はい❗…失礼します‼……ひやぁ…』 生きる為には仕方ない… 他人を売ってでも生きるしかない これが俺の生きる世界… 【無法の世界】
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