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小鳥の囀る声が
一日の始まりを告げる
『ん…んん…あぁん?…朝か…』
寝ぼけ半分のまま起きる…
『あぁー‼うわぁ~…んん‼…』
身体を伸ばし欠伸をする
『あぁ…たまには朝から顔を洗いたいもんだぜ…』
俺がいるのはコンクリート作りの見張り台のような場所…
雨風凌げる場所なら何処でもいい最近はここで寝ることが多いな…
ザッザッザ……
誰かの足音…そして…
厳つい男『ここか…アイツの隠れ場所はここで間違いないな?』
気弱そうな男『は…はい…昨日はここまで尾行したんです…間違いないです……それでお金は…?』
俺『チッ💥……せっかくいい寝所見つけたのによぉ…💢』
俺はこの辺りで顔の知れた人間だ
ちょいと食い物や水なんかを頂戴してりゃあ目を付けられる…
厳つい男『チッ……ほれ…これを持ってとっとと失せろ‼』
気弱そうな男『は…はい❗…失礼します‼……ひやぁ…』
生きる為には仕方ない…
他人を売ってでも生きるしかない
これが俺の生きる世界…
【無法の世界】
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