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「デール死んでる…」
私はいつも
目覚めが悪いのですが、
この一言を聞いて
すぐに体が起き上がりました。
嘘だと信じたくて。
この目で確認したくて。
いつもの階段が
とてつもなく長く感じて
フラフラの体で下りました。
たぶん階段を下りきるまでに
泣いていたと思います。
そのまま私は
デールを見ないまま
リビングに入り、
わんわん泣きました。
デールの死体なんて見たくない。
泣いている自分が悔しい。
現実を受け入れたくなくて、
でも現実を受け入れたかの様に
私は泣きました。
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