1、運命

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「瞬!瞬!」 目を開けたら、リカの顔が近くにあった。 ビックリして飛び起きた! 「な、なに?」 「そんなにビックリした? ブランチしよーよ。 夜も朝も、寝たきりなんだもん。」 ‥疲れたまってた上に昨日の騒動で、眠り込んだみたいだ。 「お口に合えばいいんだけどね。」 リカは、サンドイッチにサラダにスープを作ってくれていた。 「ウマッ!」 めちゃくちゃ美味しい! どっかのカフェにきたみたいだ。 「よかったー! ね、食べ終わったら、ビーチに行かない?」 リカと向かい合って座っていて、身を乗り出してきた。 それにしても、これだけスッピンで綺麗なら、女優級だな。 「え、ダメ?」 「べつにいいけど。」 じっと見てくるから、特に寝起きの俺には堪えて、目を合わせられない。 「行こう! すーごい気持ちぃよ!」 27歳のわりには、元気すぎる。 リアクションもイチイチ大きくて‥ なんかエネルギッシュで羨ましいかも。 「瞬!」 リカは大きく目を見開いて、両片の人差し指を海に向かって指した。 「行く?」 子供みたいにワクワクしてるリカがウケる。
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