5、覚悟

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俺は、大河をやり抜いた後にプロポーズすることは、リカには言わず、大河が決まったことだけ告げた。 「すごいね! 楽しみだけど、また瞬のファンが増えちゃうねー。」 リカは、俺の思いも知らずに、軽くとらえている。 「俺ね、ちょっと今回は今まで以上に力入ってるし、1年間‥忙しくなるから‥。」 リカの表情が一瞬、堅くなった。 「それは、仕方ないよ。 瞬ともっと一緒にいたいなぁって思うけど、お仕事してる瞬‥好きになってきたし。」 背伸びをしながら、我慢してごまかすリカ。 1年弱‥ 長く感じると思うけど、リカともっと永くいられるための試練だから。 どうか頑張ってくれ! と、切に願った。
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